Summertime by Janis Joplin

残暑お見舞い申し上げます。 ミズベリングミュージック谷崎テトラです。
まだまだ暑い日がつづきますねー。 ということで、今日は「Summertime」を掘ってみます。
「Summertime」は、ジョージ・ガーシュウィンが1935年のオペラ『ポーギ ーとベス』のために作曲したアリア。
コルトレーンやマイルス・デイビスの名演や、ビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルド、キャサリン・バトルの歌など、ジャズの名曲として知られていますね。
wikiによるとなんとそのカヴァーは2600あるといいます。いろいろ検索して聴き比べてみました。 最近だとノラ・ジョーンズとかも有名だけど、アン・レノックスも悪くない。

しかしミズベリングにぴったりなのはキャットエドモンソンの 「Summertime」。 2009年の「Take To The Sky」の1曲目。涼しげな歌声に癒されます。

多少暑苦しいけれど「Summertime」といえばやはりジャニス・ジョップリン。youtubeで検索すると1968年フランクフルトや1969年のウッドストックの演奏に吹き飛ばされます。

とことん激しく、とことん涼しい。
1967年にはドアーズがデビューしているのだけど、彼らもMatrixでのライブ でインストバージョンの「Summertime」を演奏しています。 その後、ボストンLIVE盤に「THE END」ばりにリフをくりかえす 「Summertime」が収録されているところをみるとライブのレパートリーにはいっていたと想像されます。

ところで1967年、いまから50年前の「夏」のことを特別にこう言います。
「SUMMER OF LOVE」 ビートルズの「サージェントペッパー」が発売された年です。 ドアーズがデビューし、ジャニス・ジョップリンやジミ・ヘンドリクスがモンタレーで伝説的なライブをおこなった伝説の夏。 当時、ベトナム戦争は激しさを増し、全米に反戦運動がひろがっていました。
徴兵を拒否したピースな若者たちは、なぜか西海岸にむかいます。 彼らのことをヒッピーといいますが、サンフランシスコのヘイトアシュベリーの丘には全米から数万人のヒッピーが集まり、独自の文化がうまれました。 サイケデリック革命、反戦運動、意識の解放、カウンターカルチャーが西海岸で花開き、それが全米に伝搬していきました。そのひとつのピークが1967年の夏といわれ、永遠に続くかと思われたその夏を「SUMMER OF LOVE」とヒッピーたちは呼んだのでした。
当時の気分を代弁したともいえる曲が、スコット・マッケンジーの「サンフランシスコ」若者たちが髪に花をさして、ミズベリングしている画像が当時の気分をイメージさせます。

 

Scott McKenzie – San Francisco

その歌詞のなかでこんな一節があります。

  国中に広がる
  この不思議なバイブレーション
  人々は自由を求めて行動し
  あらゆる世代の人たちが
  新しい考えを持ちはじめる
  みんなが動き始める
  みんなが動き始める

うーん。この気分はいまも共有したいです。
50年前の夏に思いをはせて、ラブ&ピース!

 

 

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キュレーター

1964年生まれ。放送作家、音楽プロデユーサー、ワールドシフトネットワークジャパン代表理事。環境・平和・社会貢献・フェアトレードなどをテーマにしたTV、ラジオ番組、出版を企画・構成。また世界の聖地を訪れ、現地録音した様々なサウンドスケープをもとにシャーマニカ、アンビエント・チルアウト系のトラックメイク、DJをおこなう。S.T.K、VOID OV VOID、PREM、PBCなど複数のユニットでライブもおこなう。彼方音像主催。

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