Gobbledigook by Sigur Ros

ミズベリングミュージック、谷崎テトラです。
夏になると自然のなかに飛び込んで、思いっきり解放されたいと思うよね。
僕のなかの究極のミズベリングミュージックのひとつがコレ。
アイスランドのポストロックバンド、Sigur Rosの「Gobbledigook」(ゴーブルディゴーク)です。
2008年の『Með Suð Í Eyrum Við Spilum Endalaust』(邦題『残響』)の1曲目を飾る曲。
人間の生命を肯定し、自然への感謝とその喜びを最大限に表現した楽曲とおもいます。最高。PVはライアン・マッギンレー。

アイスランドは北極圏に属し、一年の大半が氷に閉ざされていますが、今の 季節、短い夏にその生命のすべてを燃焼し尽くすかのように一斉に大地に花が咲き誇ります。そして夏至の日が近づくと地平線の上を太陽がどこまでも走り抜ける「白夜」となります。
夏至の日はヨウンミサと呼ばれ、その前夜には、一晩中飲み食い歌い、踊り明かしたりするお祭りが開催されます。この日には妖精が現れ、ひとびとに語りかけるという民話もあります。

スウェーデンの民俗学者のリサーチによると北欧では夏至祭の日に男女が交わり生命を結んだ赤ちゃんの数がずば抜けて多いそうです。短い夏の訪れとともに一気に解放されてしまうのか。

そんなことを感じさせるSigur Rosですが、今年の年末には彼らの地元アイスランドのレイキャビクで『Norður Og Niður』とするアート・イベントで、パフォーマンスやインスタレーションなどが展開される予定だそうです。
興味深いですね。今から半年後の極夜におこなわれるパフォーマンス。見てみたいなあ。

by TETRA TANIZAKI

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キュレーター

1964年生まれ。放送作家、音楽プロデユーサー、ワールドシフトネットワークジャパン代表理事。環境・平和・社会貢献・フェアトレードなどをテーマにしたTV、ラジオ番組、出版を企画・構成。また世界の聖地を訪れ、現地録音した様々なサウンドスケープをもとにシャーマニカ、アンビエント・チルアウト系のトラックメイク、DJをおこなう。S.T.K、VOID OV VOID、PREM、PBCなど複数のユニットでライブもおこなう。彼方音像主催。

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