Elegy for the Arctic by Ludovico Einaudi

明けましておめでとうございます。谷崎テトラです。
凍てつく氷河のなかの水辺でピアノを弾いているのは、
トリノ生まれのイタリア人作曲家、ルドヴィコ・エイナウディ。
エイナウディさんは、ミラノ音楽院にてクラシック音楽を学んだ作曲家。
旧来のクラッシックにポップやワールドミュージックなどの新要素を取り込んだ作風が特徴です。
映画やドラマだけでなくコマーシャル等にも多数の楽曲を提供しています。

ビデオクリップは2016年の6月、北極圏ノルウェーのスバールバル諸島の氷河の上で演奏されたもの。
北極海の自然保護を求めて特別に作曲した「北極のための哀歌(Elegy for the Arctic)」。
実は環境保護団体グリーンピースが企画したもので、海洋保護を目的としたオスパール委員会の会議にむけ、石油掘削や破壊的な漁業などの脅威から、北極を保存するキャンペーン。
800万人ものひとびとの声が集められました。

気候変動は一刻の猶予を争う国際社会の重要な課題です。
美しいピアノが奏でるエレジーの背景でも北極圏の氷河が崩れる様子が映し出されます。
1Mの海面上昇で日本の砂浜の9割が失われます。
今世紀中に世界のミズベの風景の多くが失われます。
音楽の力によってそれを伝える、ルドヴィコ・エイナウディさんでした。

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キュレーター

1964年生まれ。放送作家、音楽プロデユーサー、ワールドシフトネットワークジャパン代表理事。環境・平和・社会貢献・フェアトレードなどをテーマにしたTV、ラジオ番組、出版を企画・構成。また世界の聖地を訪れ、現地録音した様々なサウンドスケープをもとにシャーマニカ、アンビエント・チルアウト系のトラックメイク、DJをおこなう。S.T.K、VOID OV VOID、PREM、PBCなど複数のユニットでライブもおこなう。彼方音像主催。

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